
先日AIエージェントについて考えを書いてみましたが、振り返って的はずれな面もあり
メールの例えで書いていましたが、メールは「自分」が返信したいから自分で返信すれば良いだけの話で、件数も1日10件もいかないですし。
「誰か」にとっては、1日100件とか200件くるメールを返信することを手伝ってもらいたい、あわよくば文面まで考えた上でお願いしたいという切実な思いがあるはずです。
では、自分にとって、「誰か」に任せたい、あるいは任せている業務は何かと考えたときに、主語が「自分」「スタッフ」「クライアント(社長)」「クライアント(経理)」の大体4つの分類になります。
この中で「自分」を起点に考えると主観的になる、自分自身に任せたい仕事はありますかと聞くことになるので意外と難しいです。
ではなくて、現状おまかせしている仕事で考えるとAIエージェントに任せたい仕事が見えてくるのではないかと考えました。
経理の大まかな流れ(給与など除いたシンプルなもの)
お金の出入り⇒レシート、請求書⇒仕訳入力或いは仕訳取込⇒検証(チェック)⇒フィードバック⇒数字把握⇒適宜申告
スタッフ
仕訳入力或いは仕訳取込⇒検証(チェック)⇒フィードバックの共有を任せています。
仕訳入力は完全紙ベースのものが1社、現金レシートが発生して入力するものが2社あります。
完全紙ベースは、預金やクレジット、現金レシート全て紙です。
現金レシートのみのところは、預金取引やクレジット取引はデータ取込に協力してもらっているところです。
この取引はそれなりに負担になってきます。
検証(チェック)も時間かかります。データ取込をしたとしても、そのままでは使えません。科目や金額間違いもありますので照合してます。
フィードバックの共有は、例えばこの預金取引は資料もメモも有りませんが、何の取引でしょうか。というものです。
「クライアント(社長)」「クライアント(経理)」
仕訳入力或いは仕訳取込は自身で行っています。。検証やフィードバックを会計事務所に依頼します。数字の報告や認識を自社で行っている会社ももちろんあります。
自分
数字の報告や申告代理を主に行っています。
解釈の余地が生まれない業務、そうでない業務
・解釈の余地が生まれない業務(AI、ITが得意か任せたい業務)
仕訳入力或いは仕訳取込⇒検証(チェック)
その場合、お金の出入り⇒レシート、請求書を紙でなくデータにする、管理する流れ必要。
・そうでない業務
フィードバック業務:単純な質問であれば解釈の余地は生まれない(前述の資料ないですよ等)ですが、科目の整合性や残高チェックからくる行動の要請(例えば、支払いもれありませんか)などは「仕訳データと資料データが不一致でした」という報告だけでは伝わらないでしょう。それもAIへの指示出しによっては可能でしょうか。
数字の報告:定型化することは可能ですし、現に今、私がそうしている部分はありますが、そうでない部分をどう説明したらよいか。世にいう、緊急性はないが、重要性が高いようなお話からの行動変容を促すのは人の仕事でしょうか。自分でできる人は自律的に自分でやってしまいますが、そういった方は少数派で皆が皆そうではないです。
申告代理:これも定型化は可能ですが、申告には「選択適用」があるので、原則通りの申告だけで業務を進めてしまうと損をするリスクがあります(しかも毎年なんか変わるという)。加えて、A税で考えると最適だが、B税のことを考えるとどうだろう、資金繰りにはどうだろうなど、考えるとキリがないのでAIは向いていないかもしれないというより、人間にも難解なところです。
{編集後記}
昨日の
- トレーニング:ランニング 33分 (今日はお休み 昼飯後のダンス有で)
- 夕飯:ミートスパゲッティ
- 昼飯:肉野菜炒め
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