独立の要素を分解⇒〇〇独立性と称する
公認会計士受験で習った言葉で言えば、
精神的独立性と経済的独立性でした。
独立という状態を維持するために、どのような項目を考えるべきか
満たすべきか、という要素分解を行い、精神的独立性と外観的独立性に分けたものでした。
精神的独立がさらに分解すると
思考の独立性とそれを支える経済的独立性があるような気がしています。
思考の独立性(精神的独立性)
パッと出た言葉が思考の独立性でした。
学問で習ったのは精神的独立性です。
これは、自分で考えているかどうか、に付きます。
厄介なのが、自分で考えている、つもりになっていることです。
誰々さんが言っていた。本に書いてあった、昔からこうしていた。
これらの情報がいつの間にか潜在的な意識、知識に入り込んで
自分で考えたことにしている、ということは良くあります。
間違えては行けないのは、勉強することを否定しているのでは決してありません。
勉強せずに自分の意見を言うぐらいならば、
勉強していつの間にか他人の意見を自分の意見として言っている方がかなりマシです。
ただどんなに偉大な人でも間違いはあったり、ポジショントーク(バイアスっていいますかね)はあるので
特定の人物の意見ばっかりを採用していると、間違いに気付けなかったりします。
間違いやバイアスは私を含めて、誰しも持つものです。
そのうえで情報発信している方には批難することなく敬意を持って接する上では、
多くの時間を学習に取る⇒多くの人の話(本)を聞く⇒自分でやってみる(行動)⇒自分で考える(思考)⇒ある程度の意見を持つ
という状態に持って行かなければなりません。
まあまあハードですよ。
でもやりがいはあります。
経済的独立性(精神的独立性)
第一に、顧客依存度です。
自分で考えた上で、皆(顧客、行政、顧客の顧客、顧客の家族、自分も含め)が
幸せになれる提案が出来るかどうか、です。
自分も入れる理由としては、自分も生活があるので
自分の報酬を決めて、それに見合った仕事を提供すると決めておくことです。
そこから値段を下げるということは
例えば、面談の頻度を下げる等で応じることになります。
結局のところ、安くしたところは、どこかの大口顧客か既存顧客に負担してもらうことになります。
例えば大口顧客に負担してもらっている場合、大口顧客のご機嫌や経営状況を伺うようになります。
そうすると、大口以外の顧客に対しては塩対応(訪問・相談が少ない、又はない、質問に答えない)になります。
その状況は顧客の望む状況ではありませんよね。
又、大口顧客に尽くしたとしても、何があるかわからないもので
大口顧客が自分の顧客でなくなることはあります(M&A,世代交代等々)
目安は目一杯で考えて、売上高の20%ぐらいが限度でしょうか。
理想は10%以下に持っていきたいですね。
社会は支え合いなので、誰にも頼らずに行きていくことは出来ませんし、出来ませんでした。
ただ、依存度を下げることは出来ます。
第二に生活に必要な支出をなるべく上げない、です。
コロナ禍、インフレ、利上げ
独立していると色んな事業環境が巻き起こります。
良いときもあれば悪いときもあります。
いわゆる浪費はたまに、は良いと考えますが、
常に浪費をしていると、必要な売上高が非常に高くなります。
次に消費ですが、消費も意外と曲者で
いつの間にか値段が上がっていたりします。
いつも買うものだから仕方ない、で済ませてしまうと
やはり必要な売上高は上がってしまいます。
本当に必要なものか、他に選択肢はないかを考えるようになりました。
というのもやはり家計に余裕がないと、仕事を増やすなどしていかないといけなくなりますが
先程の話で無理に顧客に営業をするようになると
自分の意見をしまい込む機会が多くなります。
また、勉強の時間も減ります。
それはお互いにとって良いことではありません。
ここまで書いて、収支について文字数をとっているのは
私が独立開業しているからでしょう。
勤務している場合はここまで考える必要はありませんでした。
ただいかに仕事をするか、ということでしたね。
外観的独立性
これは顧客と自分が親戚関係にあるか、とか
別で取引があるかどうかという側面に注意しましょうという内容でした。
基本的には独立していてそのようなシーンはほぼないのですが、
少なからずあります。
やはり親戚の会社においては、情が入ったり、意見が言いにくかったりということがありました。
私としてはその顧客に関しては、
利害関係のない第3者に関与してもらうことで解決を図りましたが
結果的にそれで良かったと感じています。
顧客もやりやすい、気を使わないで済みますし、私も同じ状態になりました。
{編集後記}とりとめもない話のようでしたが、考え方というのも大事です。
私は行動してから考えるのが好み、又は考えている時間は考えているようで考えていなかったりするので
実践してみてから考えたほうが事例があるので考えやすい、といったところでしょうか。
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