何の話か
パリオリンピック卓球混合ダブルス決勝の話です。
一方は最強中国の世界ランク1位のペア(以下最強ペア)
かたやランク外の北朝鮮ペア(以下最適ペア)
最強中国はいつものように、決勝に自国民サポーターが多くホームのような雰囲気
かたや最適ペアのサポーターは10人いるかいないかほど。
どう考えても最強ペアが勝ちそうな話なのですが、
ライブで見ていて以外とそうはなっておらず、
むしろ最強ペアの方が苦戦、工夫しているように見えました。
最強ペアは明らかにシングルスで見たときに強いのですが
混合ダブルスで考えたときには、その強さゆえに
返球が最強になって返ってくるという状況に見舞われます。
最適ペアはいつもどおり
最適ペアは女子選手が背が小さめだがとても素早く
かつ全体としてスピードがでない用具かつ相手の玉の回転が反対になるという性質をもつラバーも使っています。
攻撃力が低く、防御力が高いイメージです。
男子選手は堂々たる体格で競輪選手か何かでもおかしくなく
背も180センチ以上あるのではないかと大きさです。
ほぼ、どんな玉でも攻撃的に返球することが可能です。
とにかく1発があるイメージです。
これが組み合わせると混合ダブルスでは最適のようで
最強ペア(攻撃)⇒最適ペア(女子・守備)⇒最強ペア(なんとか攻撃)⇒最適ペア(男子・カウンター攻撃)
最強ペア(攻撃)⇒最適ペア(男子・カウンター攻撃)
となり、かなり絶望的になります。
かといって、最適ペアの女子選手に打たせると良いような気がします。
この攻撃がかつてないほどに打つタイミングも遅い、玉自体も遅く
男子選手カウンターを打てる状態しっかり整っています。そしてほぼミスが無いカウンター。
相当練習しているのでしょうが、それでも最強ペアがどうやって最適ペアを崩していくのか
見ごたえある試合でした。
仕事で参考になるのは
最適ペアでしょう。
最高ペアはコストかかりすぎます。
単純に強い球をより早く、強く打ち返していくのは選ばれし者の戦い方です。
今回とても参考になったのは、最適ペアの女子選手です。
めっちゃ遅い玉が、次に返ってくる玉がパートナーには丁度良いという設計です。
皆早くすること、強くすることには興味関心が高いですが
遅くすること、弱くすることには興味関心が低いものです。
早く仕事する、強く生きるのも大事ですが、
ときに遅く仕事をする、弱く生きるのも、あって良いのではないか。
そんなことを考えさせてくれたパリオリンピック混合ダブルス決勝でした。
感動をありがとう。
昨日の
- トレーニング:スイム15分
- 夕飯:天ぷら 子どもはかぼちゃ天と揚げドーナツを良く食べる
- 昼飯:大人、子供 お惣菜
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