電子帳簿保存法(国税関係帳簿の電磁的記録等による保存等に係る過少申告加算税の特例の適用を受ける旨の届出)

目次

優良電子帳簿

電子帳簿を保存する際に

・マニュアルがあること

・見読可能性を確保していること

・検索機能を確保していること

・税務調査時にダウンロードに応じること

上記の条件のほかに

・他の帳簿間での記録事項の相互関連性を確保していること

・データの訂正・削除・追加を確認できるシステムを利用していること

これらを満たした帳簿を優良電子帳簿といいます。

過少申告加算税の軽減

優良電子帳簿は 届出を提出することによって、税務調査等、修正申告をした際の過少申告加算税の軽減措置が受けれます。

実践

私も色々な取り組みの中で、この届出を提出するところまでしてからこの記事を書きたかったのですが

どうやらこの届出を提出することはできそうにありません。2023年3月時点において。

ネックとなっているのが固定資産台帳です。

複式簿記を念頭に置いた会計システムにおいて難しいポイントがあるのか分かりませんが

私が日頃利用している会計ソフトは未だ優良電子帳簿に対応しきれていません。

いつ対応するは分かりませんが、今年中には対応するでしょう。

反面、freeeは固定資産台帳も含めて優良電子帳簿にすでに対応しています。

自由なシステム設計の良さが出た形でしょうか。

私自身、複式簿記に慣れているのでそれに近い会計ソフトを利用してきましたが、

この件に関しては仇となりました。

かといって、今からfreeeに全部変えるのも簡単ではない状況です。

会計ソフト各社の技術開発に期待したいです。2024年からは開発されてますよね?

この件で学べたこと

色々実践する中で電子帳簿保存に対する理解が深まったのは良かったです。

優良電子帳簿でなくともその他の電子帳簿ということで電子帳簿保存は認めてくれてはいます。

ただ、目に見えるメリットが見えにくい状況では積極的には勧めにくいところがあります。

時間の問題で解決してくれることを願います。

それにしても固定資産台帳が優良電子帳簿のネックになるとは考えもしませんでした。

確かに会計システムが固定資産台帳と相互に関連を持つようになると

税務調査も楽でしょうが、監査も楽になるので社会的に良いことですね。

現状では、総勘定元帳の固定資産台帳と固定資産台帳を並べて

どちらにも記載あるかにらめっこしたりしてますから。

それがPCの画面上で確認できれば大変効率的です。

それともう一つ

現状のやり方を継続するのは楽だけど新しい波に対応しにくいときがあるということです。

freeeはその自由なシステム設計からいち早く変化に対応していることは素直に素晴らしいです。

私も新しいことや既存の枠に囚われすぎない挑戦をしていきます。

しかし、複合仕訳がfreeeはやりにくい。。。

{今日の新しいこと}

優良電子帳簿の届出を提出しようとして辞めた


 

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